京友禅のできるまで

京友禅の製作工程

 

 

①図案

着物制作は図案から考えていきます。
建築で言うと設計図みたいなものです。
着物のデザインを描く専門の図案家さんに依頼をお願いします。
全体的な構図を考えてどのようなデザインにするのかを図案家さんと相談しながら制作していきます。
図案制作に約1~3ヶ月かかります。

 

 

②板場友禅(染色)

約7メートルの板に白生地を貼ります。
次に型紙を使用して職人さんが柄を染めていきます。
振袖は全体的な柄が多く型紙を約200枚〜300枚使用します。
振袖職人はとても高度な技術が必要です。ここでは柄のみ染めます。
この工程に約二週間かかります。

 

  

 

  

 

 

 

 

 

 

③引染め(地色を染める)

次に地色を染色する専門の染屋さんにお願いします。
赤、青、緑など振袖の地色を指定して染めていきます。
地色ごとに刷毛があります。
この工程には一週間程度かかります。

  

 

 

④蒸し•水洗

京友禅の染色工程を終えると色を定着させるために生地を蒸します。
枠に生地をかけ約100度の蒸し箱に入れます。光熱で蒸すことにより発色の良い色目になります。
その後蒸し上がった生地についた染料や糊を洗い落とします。
この作業を友禅流しと呼んています。 

 

   

 

 

⑤整理

その後蒸し上がった生地を整理します。
生地にシワが言ってたり縮んでたりするのを元に戻します。
アイロンのような役割です。

 

⑥金加工•刺繍

華やかな振袖を制作するのに金加工、刺繍を施します。
とても高級感ある振袖になります。

 

 

 

 

 

⑦仮絵羽

最後は着物の形に仮縫いをします。
内職の仕事で縫子さんが手仕事で丁寧に縫っていきます。
平均年齢約75才で高齢化しています。
次の世代に繋げていくのが課題です。

 

 

 

 

 

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